Archive for the ‘本の紹介’ Category

アルテリ二号発売のご案内 8月31日発売

火曜日, 8月 30th, 2016

文学は、屈しない。ジタバタする。

 

「今度のアルテリは地震特集をなさるんでしょ」
被災地に赴いた後、石牟礼道子さんが仰いました。
アルテリは、特にテーマを決めずに書き手の意思を尊重して、執筆の依頼をしています。
今回は熊本地震が起きる直前に、執筆をお願いしていました。
そして思いもかけず、あの出来事が。
直接経験した人も、そうでない人も、あの大きな出来事に
何かしらの影響を受けたことと思います。
そう考えると、今回のアルテリは自然発生的に「地震特集」であるかもしれません。
この世界においては、ちっぽけな存在でしかない私たちは、天災に抗うことは出来ません。
でも、どんな時でも、人は言葉を発するようです。
そして、欲するものだと、痛感致しました。
創刊号を刊行して、これまでの半年間、予想外の出来事の結果として、
それぞれ雑事に追われる日々でしたが、
『アルテリ二号』 丁寧に作らせて頂いたつもりです。

ご覧頂ければうれしく。

 

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※販売・広告などのお問い合わせは、
下記・もしくはこちらのHPからメールでどうぞ。

※橙書店以外でも以下の店舗様でお取り扱いして頂いております。。
(在庫状況は各店舗様へご確認ください。)

 

熊本  長崎書店・長崎次郎書店・さかむら・カリガリ・手とテとて
福岡  ブックスキューブリック・福岡書芸院
北九州 ナツメ書店
長崎  ひとやすみ書店
宮崎  キママブックス
鹿児島 NEW ALTERNATIVE
大分  リベルテ・カモシカ書店
広島  READAN DEAT
大阪  スタンダードブックストア心斎橋店・blackbird books
京都  三月書房・ホホホ座・カライモブックス・恵文社一乗寺店
兵庫  1003・書肆スウィートヒアアフター
東京  青山ブックセンター本店・往来堂書店・オンサンデーズ・燭台
東京  HADEN BOOKS・Title・本屋B&B・忘日舎・H.A.Bookstore
東京  Rainy Day Bookstore&Cafe・トロル・MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店
鎌倉  たらば書房
茨城  PEOPLE BOOKSTORE
埼玉  リブロ小手指店
愛知  ちくさ正文館書店
静岡  水曜文庫
高知  うずまき舎
鳥取  汽水空港
群馬  本とコーヒー麦小舎
愛媛  蛙軒
仙台  あゆみBOOKS仙台青葉通り店

 

<アルテリ編集室>

熊本市中央区新市街6-22 橙書店内
tel/fax 096-355-1276(橙書店・orange)
担当:橙書店 田尻久子

『アルテリ』創刊

水曜日, 2月 17th, 2016

熊本で、ささやかな文芸誌をつくりました。

名前は『アルテリ』。

 

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『アルテリ』  定価 900円+税
A5版 全136P オールカラー

 

「熊本から雑誌を出そう。」
渡辺京二さんの一言で、熊本にゆかりのある作家や、文学を衰退させたくないという
思いを持つ者たちが集まり、雑誌『アルテリ』をつくりました。
「アルテリ」とは、「職人の自主的な共同組織」を意味する言葉。
何にも縛られない、自由な書き手のささやかな発信の場でありたいとの気持ちを込めて。
これまで数々の雑誌を手掛けてきた渡辺京二さんにとって、
もしかすると最後の雑誌になるかもしれません。
その思いを末永く受け継ぎ、文学の衰退に少しでも抗っていきたい、
そう願ってはじめました。

熊本には、石牟礼道子、伊藤比呂美、坂口恭平という
生命にみちたことばの発信者たちがいます。
彼らもこのささやかな文芸誌に手を差し伸べてくれました。
彼らが喚起する世界を受け継いでゆくことが出来る雑誌にしていきたいと思っています。

 

※販売・広告などのお問い合わせは、
下記・もしくはこちらのHPからメールでどうぞ。

※橙書店以外でも以下の店舗様でお取り扱いして頂くことになりました。
(在庫状況は各店舗様へご確認ください。)

 

熊本  長崎書店・長崎次郎書店・さかむら・カリガリ・手とテとて
福岡  ブックスキューブリック
北九州 ナツメ書店
長崎  ひとやすみ書店
宮崎  キママブックス
鹿児島 NEW ALTERNATIVE
大分  リベルテ・カモシカ書店
広島  READAN DEAT
大阪  スタンダードブックストア心斎橋店・blackbird books
京都  三月書房・ホホホ座・カライモブックス・恵文社一乗寺店
兵庫  1003・書肆スウィートヒアアフター
東京  青山ブックセンター本店・往来堂書店・オンサンデーズ・
東京  HADEN BOOKS・Title・本屋B&B・忘日舎・H.A.Bookstore
東京  Rainy Day Bookstore&Cafe・トロル・MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店
鎌倉  たらば書房
茨城  PEOPLE BOOKSTORE・未来屋書店イオンモール水戸内原店
愛知  ちくさ正文館書店
静岡  水曜文庫
高知  うずまき舎
鳥取  汽水空港
群馬  本とコーヒー麦小舎
愛媛  蛙軒

 

<アルテリ編集室>

熊本市中央区新市街6-22 橙書店内
tel/fax 096-355-1276(橙書店・orange)
担当:橙書店 田尻久子

読書の秋です。

月曜日, 10月 13th, 2014

台風通過中です。
しょうがないことですが、
あまりにも開店休業状態(昨日から)で、意気消沈しています。
事務仕事もうわの空なので、
気分転換に、本の紹介でも。

 

『女の一生』 伊藤比呂美 (岩波書店)

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数々の彼女の著作で聴き続けたことばが、比呂美節が、
取捨選択され、整理整頓され、
何を訊いても「はい、これ」と差し出される。
一家に一冊常備して、
娘にも、主婦にも、働く女にも、読んで欲しい一冊です。
もちろん男性も読んで、
「ほう、女というのはこういう風に考えておるのか」と学習して頂きたい。
『MONKEY vol.4』 (スイッチ・パブリッシング)

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毎回楽しみなモンキー最新号です。
いきおい全然衰えておらず、頭からさいごまで楽しいです。
村上春樹の「かえるくん、東京を救う」バンド・デシネ版は、
フランス本国より、一足先に掲載だそう。
でも、一番楽しみにしていたのは、ジャック・ロンドン「野生の呼び声」。
柴田さんの新訳で一挙掲載です。
ほかにも、池澤夏樹さんと柴田さんの対談あり、連載ものあり、
へたな単行本を1冊買うよりずっと充実している、といつも思います。
お買い得!

 

『雲の上に住む人』  関次廣・山内悠 (静山社)

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写真家の山内悠さんが以前トークショーで語ってくださった、山小屋での日々。
写真とともに忘れられなくなりました。
その日々と、そこで四十年、富士山と登山者を見守り続ける山小屋の主・関さんの言葉を、
写真と一緒に山内さんが綴りました。
「山小屋は自然と人間の世界が交差するところ」そう語る関さん。
でも、山小屋にくるのは、自然に寄り添える人ばかりではありません。
わがままなひとや、無知なひと、山に迷惑をかけるひと、そんな人達もいます。
山へと向かう人たちが、関さんの言葉をかみしめて登ってくれればと思います。

 

『食べごしらえ おままごと』 石牟礼道子 (中央公論新社)
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石牟礼さんの本を読んでいると、つい声がでる。
自分が住んでいるところは少し違うけど、とても似ている、
ここよりもう少し南の言葉を、口に出して喋ってみたくなる。
目で読んでいたのに、音になって耳に入ってきて、
目には文字ではなくて、
道子さんが食べごしらえの、そのことはじめにといだ米や、
盛られた刺身、団子にまかれたあざやかな茗荷の葉っぱが見えてくる。
耳には、赤子が死んだ日にひっそりと搗かれる餅の音、鼻には薬湯のかおり・・。
気付けば、器官を総動員して読んでいる。
もっと、たくさんの人に読んでほしいと、そう願います。

 

 

だらだらと書いているうち、台風一過。
晴れてきました。

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“旅するブックシェルフ”の本

木曜日, 1月 16th, 2014

展示中のnakabanさんの”旅するブックシェルフ”から、本の紹介です。
いまさらですが・・・、あと少し展示中ですので、ご勘弁を。

「インド夜想曲」アントニオ・タブッキ
主人公の「僕」はイタリア人で、インドを失踪した友人を探している・・。
旅行記かと思えば、幻想と瞑想に充ちた世界へと誘われる。
インドという国の奥深さを、そこを浮遊するように体験させてくれる。

「終わりと始まり」 ヴィスワヴァ・シンボルスカ
詩というものがいまだによくわからない。
なのに、シンボルスカの言葉は水のようにするすると入ってくる。
と思っていると、さいごやっぱりわからなくなる。
でも、その言葉は確かに体に根を張ってしまう。